人権教室

本日、石狩市人権擁護委員の皆様による「人権教室」が行われました。
八幡小学校では、毎年、実施されているものです。
小学校のうちから『人権』について理解を深めてもらいたいということで実施していただいております。
1・2年のブロック、3・4年のブロック、5・6年のブロックの3つに別れて授業を受けました。
1・2年生は、「ともだちをたすけたゾウ」という絵本の読み聞かせを中心に、優しい心や思いやりの心についてわかりやすくお話し下さいました。

病気になったゾウを仲間のゾウが両脇から支えて、元気なるまでともに生活するという心温まるお話しに子どもたちは、いろいろと感じることがあったようです。
3・4年生は、「プレゼント」というDVDの視聴を中心にご指導いただきました。

誕生会のプレゼントに端を発した出来事が、やがて「いじめ」につながり、一人の女の子を悲しませることに!
しかし、子どもたちのいろいろな関わりの中から、それぞれの子どもたちが、「いじめ」の本質へ迫っていくという内容でした。
見ていた子ども達は、「自分にも起こりえるかも」という気持ちで真剣に見入っていたようです。
5・6年は、アイヌの物語「セプとオオカミのやくそく」という絵本を使いながら、少し難しいテーマ「差別と偏見」について学習しました。

アイヌの人たちは、「オオカミ」も神として祭っていたそうです。しかい、北海道に人が増え鹿を取りすぎたために、鹿を食料としていたオオカミは、やむなく、家畜などを襲い害獣と見なされてしまったそうです。
その後、人間によって駆逐され、最後は、絶滅してしまいました。そこには、いわれなき偏見があったのかも知れません。
時に、都合の良い思いが「差別と偏見」生んでしまうかも知れないという警鐘がこの物語には、あるのかも・・・

今日の語り部3名を含む6名の人権委員の皆様、本日はとても素敵なお話し、そして準備、本当にありがとうございました。

きっと、皆様の思い、子どもたちに伝わったことと思います。